済州島の人々の生活には、身近に石があったと言っても過言ではありません。石垣で囲まれた家に生まれ、石だらけの畑を耕し、海辺の岩石に付着している貝を採集し、死後は石墓に葬られました。博物館の野外展示場には、青銅器時代から朝鮮時代までの済州島の墓も一部紹介されています。この絵は、朝鮮初期の墓に使用されていた石を描いたものです。朝鮮初期は、丸く盛り上げた墳土周辺に四角い石を積むのが流行でした。