福神弥勒

福神弥勒

済州城外郭の東側と西側にあった東資福、西資福を複製したものである。弥勒は来世に出現するという仏で民衆が最も崇拝した対象だった。現世でより良い未来を希望し、魚をたくさん獲って、農作業がうまくいって裕福になり、健康で、息子を産んで子孫を残すなどの願い事を祈る信仰の対象として崇拝された。済州島で玄武岩で制作された仏像という点から土俗的な仏教意識と造形美をのぞくことができる。